最近、スーパーに行くたびに「また値上がりした…」と感じていませんか?
先日、大手金融機関UBSが「原油供給の混乱が長期化するシナリオでは、年末までに1ドル175円に達することもあり得る」と予想を発表し、話題になりました。現在も158〜160円台で推移する中、円安と物価上昇が私たちの家計をじわじわと直撃しています。
今回は税理士事務所で約10年の実務経験を持つあざらし🦭が、難しい経済ニュースを生活目線でわかりやすく翻訳します。
この記事でわかること
- なぜ原油高が円安を加速させるのか
- 円安・インフレが家計に与える具体的な影響
- 「現金で置いておく」ことのリスク
- 今すぐできるインフレ対策3選
なぜ原油が高くなると円安が加速するの?
「円安」とは、円の価値が下がっている状態のこと。たとえば1ドル=100円だったものが1ドル=160円になると、同じ輸入品を買うのに1.6倍のお金が必要になります。
ここで知っておきたいのが、原油高と円安の連鎖の仕組みです。
- 日本は石油・天然ガスをほぼ100%海外から輸入している
- 原油の取引は世界中でドル建てで行われる
- 原油を買うためには、まず円をドルに両替する必要がある
- 原油が高くなるほど、必要なドルの量が増える
- 円を売ってドルを買う動きが増える→円安がさらに加速する
現在、中東情勢の影響で原油の主要輸送路であるホルムズ海峡が不安定な状態にあり、原油価格は1バレル110ドルを超える水準まで上昇しています。UBSが「年末175円もあり得る」と予想した背景には、まさにこの連鎖があります。
私たちの家計への具体的な影響
円安・インフレの影響を受けやすいものを整理すると、以下のとおりです。
- 食品(小麦・油・乳製品など)
- 電気・ガス代
- ガソリン代
- 外食・コンビニ
- 海外旅行・航空券
特に海外旅行は、ホテルも航空券もドル建てで動いているため、コストがざっくり1.5倍近くになっている感覚がある方も多いのではないでしょうか。
「現金が一番安全」は本当?インフレで目減りするお金の話
「投資はリスクがあるから、現金のまま貯金する」という方は多いと思います。でも、インフレが続く状況では、何もしないこと自体がリスクになります。
たとえば今100万円を銀行に預けていても、金利はほぼゼロ。一方で物価が毎年2〜3%上がり続けると、10年後にその100万円で買えるものは今より少なくなっています。これを「インフレによる実質的な目減り」と言います。
今すぐできるインフレ対策3選
対策① 新NISAでインフレに強い資産を持つ
インフレ対策の第一歩としておすすめなのが、新NISA×オルカン(全世界株)の組み合わせです。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は月100円から始められ、新NISAなら運用益に税金がかかりません。まずはつみたて投資枠で月5,000円〜1万円から始めるのが現実的です。
対策② 固定費を見直して「守りの家計」を作る
物価が上がるなら、出ていくお金を減らすのも立派な対策です。以下の固定費を見直すだけで、月5,000〜20,000円節約できる可能性があります。
- スマホ代:大手キャリア→格安SIMで月3,000〜5,000円減
- 使っていないサブスク:棚卸しして解約
- 保険の見直し:重複している保障を整理
- 電力会社の乗り換え:プランの比較検討
対策③ 「円だけ持たない」発想にシフトする
円安が続く局面では、資産を円だけで持つリスクを意識することが大切です。オルカンへの投資は実質的に世界通貨建て資産を持つことになるため、円安に強い側面があります。また、ふるさと納税を活用して食品や日用品を実質節税でもらうことも、地味ながら効果的な生活防衛になります。
まとめ
- 原油高→ドル需要増→円売り増→円安加速の連鎖が今まさに進行中
- UBSは年末175円もあり得ると予想。現在は158〜160円台で綱引き中
- 現金のまま持ち続けることにも「インフレリスク」がある
- 対策①:新NISA×オルカンで資産をインフレから守る
- 対策②:固定費を削って「守りの家計」を作る
- 対策③:円だけに依存しない発想を持つ
いきなり全部やろうとしなくて大丈夫。まず1つだけ試してみる、それが一番大切です🦭
動画でも詳しく解説しているので、ぜひあわせてご覧ください👇
⚠️ 本記事は情報提供を目的としています。最終的な投資判断や税務申告はご自身の責任、または管轄の税務署・税理士へご相談ください。


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