こんにちは、ものぐさあざらしです🦭
新NISAのことが少しわかってきたところで、今度は「iDeCo(イデコ)もお得らしい……」という情報が飛び込んできた方も多いのではないでしょうか。
「結局どっちがいいの?」というのは、私がお客さまとお話しする時も一番よく聞かれる質問です。
結論から言うと、どっちが最強かは「その人のライフスタイル」で決まります。今日はその違いをスッキリ整理していきますね。
NISAは「自由度」が武器の貯金箱
まずNISAを一言で言うと、「自由に出し入れできる、税金ゼロの貯金箱」です。
投資で儲かった利益には一生ずっと税金がかかりません。口座を持っているだけなら手数料もタダのところがほとんどです。
合計1,800万円という大きな枠があって、いつでも売って現金に戻せる自由があるのがNISAの最大の強みです。急な出費があっても引き出せる安心感は、特に資産形成を始めたばかりの方にとって大きなメリットだと思います。
iDeCoは「トリプルでお得」なタイムカプセル
iDeCoも「投資の利益に税金がかからない」のはNISAと同じです。でも、iDeCoにはさらに2つの強力なパワーがあります。
1つ目は、「出したお金の分だけ、今の税金が安くなる」こと。毎月iDeCoに積み立てた金額がそのまま所得から引かれるので、今年の税金がリアルタイムで減ります。
ただし、iDeCoには大きな制約があります。原則60歳まで1円も引き出すことができない「タイムカプセル」なんです。手数料も毎月最低171円ほどかかります。生活費が足りなくなっても開けられないので、無理して始めるのは禁物です。
具体的な節税額をシミュレーション
「税金が安くなる」と言われても、実際にどのくらいお得になるのか気になりますよね。2026年現在の税率で計算するとこんな感じです。
| 年収(目安) | 所得税率 | 月1万円の積立 | 月3万円の積立 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 5% | 年間 約18,000円 | 年間 約54,000円 |
| 400万円 | 5% | 年間 約18,000円 | 年間 約54,000円 |
| 500万円 | 10% | 年間 約24,000円 | 年間 約72,000円 |
住民税(一律10%)と所得税を合わせると、最低でもiDeCoに出したお金の15%分は確実に税金が安くなる計算です。
また、年収500万円あたりになると課税所得が195万円を超えて所得税率が10%に上がることが多く、節税パワーがさらにアップします。自分の年収が「税率の境界線」のどこにあるかを知るのも、賢い節税の第一歩ですよ。
iDeCoの3つ目のお得:受取時にも税金が安くなる
iDeCoには、さらに3つ目のお得があります。「最後にお金を受け取る時」にも、税金を安くしてくれる仕組みがあるんです。
受け取り方は2種類あります。まとめてドカンともらう「退職金スタイル」か、ちょこちょこもらう「年金スタイル」か選べます。どちらも国が「ここまでは税金をかけないよ!」という大きな非課税枠(控除)を用意してくれているので、多くの方が税金をほとんど払わずに済んでいます。
まとめると、iDeCoは「入れる時・増やす時・もらう時」の節税三冠王です🏆
2026年12月!iDeCoの大改正がやってくる
さらに2026年12月からは、iDeCoがもっとパワーアップする予定です。
主な変更点はこちらです。
- 自営業の方の積立上限が月7.5万円に増額
- 会社員・公務員の方も枠が整理されてより使いやすく
- 加入できる年齢が65歳未満→70歳未満に延長予定
長く働きたい方にとっては、節税できる期間がさらに5年延びる嬉しい改正です。今後始めるならこのタイミングを意識しておくといいかもしれません。
結局、どっちから始めればいいの?
迷ったら、この順番がおすすめです。
まずは「いつでも引き出せるNISA」から始めて、自由を確保する。生活に余裕が出てきて「60歳まで絶対に触らない老後資金」の準備ができたら、iDeCoを追加する。
NISAで土台を作りながら、余裕が出てきたらiDeCoで節税をプラスする。この「両刀使い」が、長く心穏やかに続けられるコツだと思います🦭
iDeCoを始めたら「お金を取り戻す手続き」を忘れずに
iDeCoのメリットを最大限に活かすには、積み立てた分を税金として取り戻す手続きが必要です。でも全然難しくありません。
- 会社員の方:毎年秋ごろに届く「ハガキ(控除証明書)」を年末調整のときに会社へ提出するだけ
- 個人事業主の方:確定申告のときに一緒に計算に入れるだけ
届いたハガキは大切なお宝です。失くさないように宝箱にしまっておいてくださいね📦
この「お金を取り戻す手続き」の詳しい話は、次回からの「確定申告編」でたっぷり解説します。お楽しみに!
まとめ:NISAとiDeCoの違い一覧
| NISA | iDeCo | |
|---|---|---|
| 利益への課税 | 非課税 | 非課税 |
| 積立時の節税 | なし | あり(所得控除) |
| 受取時の優遇 | なし | あり(退職所得控除など) |
| 引き出し | いつでも可能 | 原則60歳まで不可 |
| 手数料 | ほぼ無料 | 月171円〜 |
| 向いている人 | まず始めたい全員 | 老後資金を節税しながら貯めたい人 |
それでは、また🦭
※ 本記事は情報提供を目的としたものです。投資にはリスクが伴います。実際の投資・税務判断はご自身の責任のもと、または専門家にご相談のうえで行ってください。


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